200席あるビアガーデンを店員2人で回すようなもの。
産婦人科を退院して家に戻り、まず感じたのはそれでした。子どもが家族に加わったことは幸福以外の何物でもありませんでしたが、にしても1日1日を乗り越えるのがこんなに大変だとは……。
特に子どもが生まれたばかりの頃、あるいは2人目が生まれた直後は、ハードという言葉では言い尽くせなかったように思います。
「ほう、こんなに体力削ってきますか」と思えているうちはまだ良くて、次第に余裕がなくなり、ちょっとしたことでイライラしたり絶望したり……。
ただ、ネガティブになっても何も変わらないので、なるべく冷静に現状を分析してみた結果……自分が追い詰められることが無くなったように思います。私の経験が誰かの役に立つことを願いつつ、本記事にてシェアしますね。
ワンオペ育児が出来ると思わない
まず前提として、「子どもが小さいときに長時間のワンオペ育児はほぼ不可能」だと認識するってすごく大事な気がします。「出来る」と思ってしまうから結果的にしんどくなる……という悪循環。これを断ち切ることが重要です。
そりゃあ短い時間のワンオペだったら何とか出来ると思いますよ。だけど、育児って年単位で続く長距離走ですから。短距離のペースで長距離を走るなんて、誰もできないことですよね。

中には「昔はやってた」とか「やってる人はいる」と言われたりするかもしれませんが、「他人は他人、自分は自分」なので何も気にする必要がありません。
むしろ、「なんでワンオペができないの?」といったことを誰かから言われたら、これから子どもが大きくなったら言いまくるであろう「よそはよそ、うちはうち」を親が身をもって予習する機会くらいに思っているのがいいかもしれません(笑)。
そもそも、夜間に何度も起きておっぱい(orミルク)をあげたりオムツを替えるだけでも夜勤1回分ありますよね。そこから朝になると日勤が始まるわけですから、極悪なブラック企業でも組むのを躊躇するようなシフトです(笑)
そのシフトに入っているだけで、自分を褒めてあげてください。それだけで、本当に本当にすごいことだと思います。
育児の負担を減らす「手持ちの武器」を冷静に見つめる
さて、冷静に前提条件を確認しましたが、赤ちゃんのいる生活が大変なのは変わりません。少しでも、負担を減らしたいもの。それを実現するための「手持ちの武器」を確認してみました。
もちろん人によって何が使えるかは異なると思うのですが、誰もが活用可能なものを突き詰めるとこの2つになると思うのです。
ヒト or モノ
ヒトというのは、自分のパートナー・母・父・義母・義父といった家族以外にも、ベビーシッターさんだったり産後ケアをやっている助産師さんに頼るっていう手もありますよね。
モノっていうのは、その名の通り育児の負担を楽にしてくれるグッズ。これがバカにできなくて、抱っこ紐やスリング、ベビーカーの選び方1つで快適さが大きく変わってきます。
2つの助っ人を認識しておく重要性
そう言うと、「助っ人がヒト or モノってそれだけ?」と思う人だっているかもしれません。あるいは、その2つの助っ人がとても心細く感じる人もいるでしょう。
だけど、2つの助っ人の存在を認識しておくってすごく大事だと思うのです。
なぜなら、育児が大変すぎて辛くなり、心がネガティブなサイクルに入ると、助っ人の存在を忘れがちになりますから。そして、助っ人を忘れるとネガティブが加速しがちです。
言い換えると、助っ人の存在を認識しておくことが心の平穏を保つことに繋がるってところでしょうか。
とても月並みなことを言いますが、1人で頑張る必要なんてありません。たとえ身寄りがなくても、あるいはパートナーと別れることを選択したとしても、ベビーシッターさんや助産師さんなどに助けてもらうことは十分に可能です。
また、市区町村がやってるサービスを駆使すれば割安で利用できたりもしますよ! しかも、調べると結構安いものがチラホラと。
育児に対する考え方を変えたら楽になった
また、「2つの助っ人」を認識することのもう1つのメリットとしては、「自分にできること」を把握することで工夫の余地が生まれることです。悪い言い方かもしれませんが、ゲームになります。
失礼を承知で言いますと、私の場合「初期の育児=ヒト or モノを駆使して私が赤ちゃんとの時間をいかに堪能するか競うゲーム」と考えることで、気持ち的にすごく楽になりました
(※夫よ、傲慢ですまぬ! だけど夜間授乳をやってるんだからそれくらい許しておくれ)
そう、育児は本来人生単位のゴールデンタイムを堪能する時間だったはずです。どうしても大変さばかりが目につきますが、赤ちゃんが生まれたばかりの頃って本当に人生単位で最高な時間ですからね。思う存分味わいたいところです。
そのためには2つの武器をいかに揃えるかが重要! ……というわけで、本サイトでは私が気付いた2つの武器(ヒト or モノ)について今後もドンドン紹介していきたいのですが、もう1つ忘れてはいけないのが「気持ちを変える」ことです。
いわば受け取り方ひとつで負担は全然変わってきますから、育児においてマインドセットもすごく重要。そのあたりのことに関してはこちらの記事「イライラしない子育てを本当に実現する方法について冷静に考察してみた」に記載してますので、良かったら合わせてご覧ください〜。

それでは、今回はこのあたりで失礼しますね。おやすみなさい〜
※サムネイル画像はChatGPTにて作成